千 宗室家元、跡見学園女子大学にて講演
一碗のお茶から平和を
〜初冬の清らかな陽射に包まれ〜




  埼玉県新座市の跡見学園女子大学で、11月20日、千 宗室家元を講師に招いて講演会が行われました。
  跡見学園は、安政6年(1860)に設立者の跡見花蹊氏が塾主を務める「跡見塾」として始まり、明治8年(1875)「跡見学校」として開校した際、茶道を正課に取り入れた歴史があり、これが茶道と学校教育との接点をもつ先駆けとなりました。大学では学祖の教育理念に立ち返って改革を進めており、今年度新たに文学部人文学科・芸術芸能実習に茶道の実習授業を開設させました。

  12時50分、学園に到着されたお家元は跡見純弘理事長ら学園幹部の出迎えを受けられた後、同大学茶道部による呈茶席に臨まれました。お家元は茶室「不言亭」を見学され、講演会場の花蹊メモリアルホールへと向かわれました。会場には学生、学園関係者だけでなくインターネットで講演会が広報されたこともあり、近隣住民らを含め定員を遙かに上回る400人以上が来場。聴衆は「一碗のお茶から平和を」と題された約一時間にわたる講演を熱心に聞き入っていました。


跡見学園キャンパス風景

学生だけでなく近隣住民も聴講、会場は一杯になりました