「フォーラム 新・みやこの道」
千 玄室大宗匠が基調講演

京都の新しい道路について


  3月10日、京都市下京区にあるアバンティホールにおいて開催された「フォーラム 新・みやこの道」(主催:国土交通省地方整備局京都国道事務所、同浪速国道事務所、日本道路公団関西支社)で、千 玄室大宗匠が基調講演をされました。


講演される大宗匠


  このフォーラムは、平成15年度中に部分開通する、京都の新しい道路(第二京阪道路・京都第二外環状道路)の供用効果について話し合うために開催され、第一部に大宗匠による基調講演、第二部に4名のパネリストによるディスカッションが行われました。

  基調講演は、「道をきわめ未来をひらく」と題して、1時間にわたり講演され、一般来場者約300人が熱心に聴講しました。
  大宗匠は、京都の路地に見られる和の精神を語られながら、「茶の湯とは人間の根幹をなす精神の形成であり、道路事業も百年、千年先を見据えた国家興隆を左右するインフラ整備である」と人々の暮らしと道との関わりについて話されました。