千 宗室家元
「文化ボランティアのためのつどい」で講演


  千 宗室家元は、7月8日、京都市内のウィングス京都で開催された「文化ボランティアのためのつどい」で講演されました。




  京都市では、「文化ボランティア」制度を制定し、市民、芸術家、企業などが文化事業に広く参画できるよう取り組みを進めており、家元は同制度のアドバイザーを務めておられます。

  この日午後1時半より、家元は『京都と文化ボランティア』と題して講演。
  家元は、ご自身が経験されたタイ難民キャンプでのボランティアを紹介され、「ボランティアをするのには覚悟がいる。甘い心で見返りを求めるものではなく、自分が何かを学べたということが、見返りとなるのです」と話し始められ、「心の豊かさを持った人が本当のボランティア。相手が何を望み、何を求めているかを分かる心で、互いに歩みより、その場において相手も自分も共に満足させること、それが大きなもてなしの心に通じます」と結ばれました。


講演される家元




家元のお話を聴講するボランティア登録者たち


質問に答えられる家元


  講演後は、司会者よりインタビューならびに参加者からの質問が行われ、家元は一つひとつ丁寧に答えられました。