千 玄室大宗匠、全真言宗青年連盟東京大会にて講演
〜第25回結集東京大会〜




  朝からの雨が上がった11月15日午後、全真言宗青年連盟東京大会において千 玄室大宗匠の記念講演が行われました。

  真言宗十六派からなる青年連盟が第25回という節目を迎えた今回、「現代に生きる真言青年の役割」というテーマのもと、ホテルパシフィック東京を会場に東京大会を開催。大宗匠が特別講演をされました。




  講演は、南方録を中心に利休居士の話を縦糸に、茶道が係わった各時代の宗教を横糸にして、「和敬清寂」の四規七則をそれぞれわかり易くお話で、講演は一時間半にも及びました。
  大宗匠は若い僧侶に向けて、「これからの世の中を変えていくために、寺を昔の『寺子屋』のイメージで、地域に根付いた活動の輪を広げ、現代の日本人の忘れかけている伝統文化を伝える場にして欲しい」と激励の言葉を贈られました。
  講演終了後に参加者と大会恒例の記念撮影にも応じられ、和やかな雰囲気のうちに講演会が終了しました。


呈茶席(大正寺・芝村御前夫人社中)