千 宗室家元、京都市会議員研修で講演
歴史の香りを辿れる町並みづくりのために




  千 宗室家元は、2月22日、京都市議会の議員研修において講演されました。
  この議員研修は、京都市議会を活性化させるとともに、議員一人ひとりの議会活動を充実させるために毎年行われているもので、今回、家元が講師を務められました。




  講演は午後1時より開始、京都市会本会議場に市会議員方65人が着席。
  家元は、「今日における文化の意義と京都の役割」というテーマで話し始められ、「京都の財産は山紫水明であり、1200年の歴史都市でありながら、現状は旅情というものが欠けた町並みになってしまった」とし、文化の持つ力や茶の湯の精神性について分かりやすく語られ、「京都に憧れを持って来られる方々に応えられるような町づくりをし、未来に受け渡していきたい」と締めくくられました。
  講演後には質疑応答に応じられ、議員方は茶の湯への興味を喚起された様子でした。