千 宗室家元、「楽洛キャンパス」で講義
「一期一會」と題して




  千 宗室家元は、9月2日、「楽洛キャンパス」の講師を務められました。
  「楽洛キャンパス」は、新しい体感型学習プランとして今年の3月に第1回講座が開講。京都市上京区にある同志社大学今出川キャンパスを会場に各界の専門家や大学教授が講師となり、9月1日より11日まで「伝統コース」「名所コース」の2コース40講座が設けられて延べ1,400人が参加。


同志社大学今出川キャンパス


  千 宗室家元は、基本講座初日の第一講座、「伝統文化(茶道)」を担当され、1時間半の講義。楽洛キャンパスの参加者に加え、同志社大学学生ら80人が聴講しました。
「一期一會」と題し、家元は、「皆様には、心の中に“座りだこ”を作ること。まず体験してみることから始めてください。それによって茶の湯が今日まで存在している理由がわかるようになるはずです」と話し始められ、今年の350年の遠忌を迎える千家三代・宗旦居士の逸話、家元自身の参禅時の話などを交えて、「自然体で、相手に歩み寄り、心を配ることが本当の意味の“一期一會”につながる」と結ばれました。




  また、同日午後からは、課外講座として「茶道体験」が開催されました。裏千家茶道会館で業躰部による呈茶と解説、茶道資料館で展示の鑑賞。さらに体験コーナーで実際に茶筅を振るなど参加者らにとって、楽しく茶の湯を学び・体験する一日となりました。


    

茶道体験
呈茶と茶道解説