千 玄室大宗匠
東京・芝ロータリークラブ創立40周年記念講演


  桜花散しの春の嵐が去った4月9日、東京タワーのすぐそばに位置する「ザ・プリンスパークタワー東京」において、東京・芝ロータリークラブ(会長:大徳 宏教氏)の創立40周年記念式典が行われ、千 玄室大宗匠がロータリアン及びご家族200名余りの方々に「日本の文化と茶の心」と題して講演をされました。




  大宗匠は、環境問題がクローズアップされている昨今の世界情勢を踏まえて「一碗の緑のお茶の中には大自然があります」と語りかけられ、「戦国時代に、利休居士が『武』に対して『文』である茶道を広めたように、現代においても平和な世界の構築のためには文化外交が重要なのです」と話されました。
  また、お話がご自身の戦争体験に及ぶと出席者のなかには目頭を押さえる方も多く見られ、平和への願いを新たにする機会となりました。