千 玄室大宗匠 立命館大学にて講義
― 一般教育特殊講義「茶道文化史」開講 ―




  9月1〜5日の5日間、立命館大学の一般教育特殊講義「茶道文化史」が開講され、2日午前、客員教授を務める千 玄室大宗匠が、衣笠キャンパスにて「茶の文化」について特別講義を行いました。
  期間中は裏千家学園、茶道会館を会場に、筒井紘一今日庵文庫長による講義、町田宗隆業躰の実技講習が行われ、60名の学生が受講。特別講義では受講生のほか一般学生も聴講しました。
  大宗匠は講義の中で、「茶道の道≠ヘ人間が自分の心をもって進んでいかなければならない道標でもあります。一碗のお茶を点てながら、相手に対する思いやりの心を大事にすることで、進むべき道のあり方が分かるはずです」と話され、参加者は大宗匠の講義に熱心に聴き入りました。また、講義の最後には質疑応答の時間が設けられ、学生が積極的に質問する姿が見られました。