千 玄室大宗匠
海軍倶楽部第10回定期総会で講演




  9月15日、千 玄室大宗匠は京都市のレストラン菊水にて開催された海軍倶楽部第10回定期総会で記念講演をされました。
  同倶楽部の最高顧問である大宗匠は、戦時中、特攻隊の一員となり、待機命令のまま終戦を迎えられましたが、その間、多くの戦友を見送られた経験を振り返りながら、「63年前に亡くなった仲間の顔が今も彷彿として浮かんできます。口先だけで平和を語るのではなく、皆が心から地球を愛し、この地球上で生かされているのだという気持ちで、自然に対して感謝を捧げなければなりません。そこから真の平和が始まるのです。多くの方々の犠牲の上に今日の我々があるという思いを、もっと強く持つことが大切です」と力強く語られました。