千 玄室大宗匠 特別記念講演会
関東第二地区学校茶道連絡協議会30周年記念研修会


  7月4日、関東第二地区学校茶道連絡協議会30周年記念行事が裏千家東京道場において開催され、特別記念講演会の講師として千 玄室大宗匠が「お茶の心は和」と題し講演。地区内から学校茶道連絡協議会会員・学生165名が参加しました。

  大宗匠は自身の戦時中の体験や海外に赴かれた経験から、「日本文化の精神性に世界中の国が注目している」と述べ、「先生の生徒、親の子のように『の』の関係が失われている。『の』に代表される和の心を取り戻さなければならない」と説かれました。




  また講演会前には、東京道場の見学・呈茶・御祖堂遥拝が行われました。
  参加者は静かに御祖堂に手を合わせ、業躰講師による道場内の説明を聞き、東京茶道会館3階での呈茶席で一碗を楽しみました。


呈茶席 御祖堂へ遥拝


【呈茶席担当学校】
  日本大学・埼玉医科大学・あきるの市立五日市中学校・あきるの市立五日市小学校・あきるの市立増戸小学校





  講演会終了後、会場をホテルモントレ半蔵門に移し、表彰会・総会・懇親会が行われました。
  表彰会では、森田 均関東第二地区学校茶道連絡協議会会長(関東第二地区地区長)から永年茶道指導を継続されている方、特筆すべき活動をされた方など各支部内で学校茶道の充実に貢献された8名の方に表彰状と記念品が贈られました。
  地区内各支部持ち廻りで主管をつとめ、この記念すべき研修会を機に今後の充実と学校茶道の更なる隆盛を互いに誓う機会となりました。