平成21年度商工業関係永年勤続優良会員従業員表彰式
―千 宗室家元が記念講演―


  2月10日、京都市左京区の京都会館第2ホールにおいて平成21年度商工業関係永年勤続優良従業員表彰式が行われ、千 宗室家元が記念講演をされました。
  この行事は、京都商工会議所の会員事業所が推薦する各事業所の従業員で永年にわたり事業所の発展に寄与した方を表彰するもので、本年度は745名が表彰を受けられました。


表彰式で式辞を述べられる立石義雄京都商工会議所会頭


  表彰式に続いて、午前10時半から家元が「心の絆」と題して記念講演を行われました。
  家元は、茶の湯の世界や青年会議所での活動等のエピソードを踏まえながら、労なくして様々な情報を得られる現代社会に生きる私たちは、何事についても充分な知識があると思いがちであることを指摘。「人間関係を広げていこうとするならば、自分から一歩踏み出すということが欠かせません。互いに相手の立場に立って考え長い時間をかけるなかで、(えにし)を紡ぎ、絆をつなぐことができるのです」と述べられ、「永年職場に貢献された皆さまお一人おひとりには職場との絆があることでしょう。その絆をもって、会社も、皆さまご自身もますますご発展されますようお祈りしています」と結ばれました。