日本青年会議所全国茶道同好会「全国のつどい」
−千 宗室家元が講話−




  8月21日、日本青年会議所(JC)全国茶道同好会「全国のつどい」が宗家と京都ブライトンホテルを会場に開催され、千 宗室家元が講話をされました。
  「全国のつどい」は、3年に1度、全国にあるJCの茶道同好会及び茶道事業を展開する各地のJCの連絡調整機関である全国茶道同好会連絡協議会が、宗家拝観・呈茶、家元講話、懇親会を通して親睦を深めることを目的に開催されています。当日は、宗家拝観・呈茶に60名、家元講話・懇親会に80名が参加しました。

  家元は講話の中で、「茶の湯では亭主と客が交わるにあたって、お互いの立場をしっかり認識する“賓主歴然”、その次に心の交流が始まる“賓主互換”、そしてそれぞれの立場を忘れてしまうくらいに和む場が生まれる“無賓主”へと手順を踏んでいきます。JCの皆さんは、時間はかかっても人間同士が本当に仲良くなる付き合い方を知っているはずです。JCの仲間が手助けしてくれることもあると思いますが、まずは、自分で自分の心の窓を開かなければ誰も応えてはくれません。ぜひとも胸襟を開いて、楽しく活動していただきたいと思います」と語りかけられました。




  講話後には、引き続き同会場にて懇親会が催されました。