千 玄室大宗匠、自衛隊沖縄三隊(陸海空)合同講演会




  10月28日、台風14号が接近する中、航空自衛隊那覇基地において在沖縄陸海空幹部自衛官を対象に、千 玄室大宗匠が「平和のお茶」と題して講演されました。




  大宗匠は、自身の戦争体験に触れながら、「千利休は茶道の精神を“和敬清寂”の4文字で示しました。これは、争いはせず、自分を省みて謙虚に互いを思いあう気持ちを持たなければならないという意味です。ことばや生活慣習が違っても、一歩譲り合う精神があれば同じ人間同士、互いに争うこともなくなるはずです。みんなが『一碗からピースフルネスを』の精神で、平和な世界、そして平和な日本になってほしいです」と、平和維持のため第一線で活躍する幹部自衛官に語りかけられました。
  また、講演後には質疑の時間が設けられ、大宗匠は一つ一つ丁寧に応じられました。