千 玄室大宗匠、京都商工会議所観光・運輸部会にて講演




  11月12日、京都ホテルオークラ「暁雲」(京都市)において、千 玄室大宗匠が「これからの京都文化と観光のゆくえ」と題して講演されました。
  この講演会は京都商工会議所観光・運輸部会の主催で行われたもので、本年4月に日本国 観光親善大使第1号に就任し国際的な文化交流で活躍されている大宗匠を招いて開催されました。当日は、京都商工会議所の関係者、一般市民ら約300名が熱心に聴講しました。




  講演で大宗匠は、和敬清寂の精神について触れられ「茶道では知らない人同士でも、一碗のお茶を通して“お先に”と声を掛け合い、相手を敬います。人に対する感謝の気持ち、謙虚な心が大切なのです」と話されました。また、「“かんこう”という字は“観る”という字に“光”と書きます。京都に住む一人ひとりが、京都ならではの場所や食べ物など自分たちの誇れる文化に光をあて、多くの人たちに発信する気持ちで観光客を迎えていただきたいと思います」と結ばれました。