千 玄室大宗匠、社団法人長崎青年会議所60周年記念講演会




  9月21日(金)、長崎市公会堂において社団法人長崎青年会議所(JC)60周年記念講演会が開催され、千 玄室大宗匠が「継承」と題して講演されました。




  大宗匠は、戦後の焼け跡の中、職種を超えて手をとり合い復興を目指してきた青年会議所の歩みに触れられ、「長崎JCには茶道同好会があります。一碗のお茶を“お先に”、“どうぞ”と声をかけ合っていただく茶道は日本人の心の柱です。戦後の復興とは異なる困難に相対している現代において、心にゆとりを持ち、相手を思いやることができる日本人の伝統が継承されていることは大変に意義深いことと存じます」と話されました。
  会場にはJC会員はじめ長崎市民1300名がつどい、大宗匠の言葉に熱心に聴き入り、講演後には大きな拍手が贈られました。