千 宗室家元、立命館大学父母教育後援会
アカデミック講演会in京都




  10月6日(土)、京都市の立命館大学朱雀キャンパスにおいて立命館大学父母教育後援会によるアカデミック講演会in京都が開催され、千 宗室家元が「人生は いつでも一期一会」と題して講演されました。
  立命館大学では「立命館」を身近に感じる機会として昨年度より父母教育後援会特別事業としてアカデミック講演会を実施しており、本年は父母教育後援会設立20周年を記念しての開催となりました。会場には立命館の関係者約500名が参加し、家元の言葉に聴き入りました。




  講演に立たれた家元は、「私たちは毎日、新しい一日と出会っています。誰もがまだ見ぬ未来に不安を覚え、様々な人の言葉に耳を傾け、未来を知りたがります。しかし、未来にいたずらに不安だけを覚えるのではなく、知らないことを学ぶチャンスを与えられたと捉えれば、日々に対する安心感をもつことができるのではないでしょうか」と話されました。また、「皆さん方お一人おひとりの心の中に文化があります。時々、その扉を開けてみてください。そこに何があるか分かるだけでも、日々の豊かさを増していくことにつながると思います。そのことの繰り返しの中で出会う明日はより潤いのある一日であることでしょう」と結ばれ、会場からは盛大な拍手が贈られました。