千 玄室大宗匠 
永職会にて講演




  10月29日(火)、萬亀楼(京都市上京区)において永職会第102回例会が開催され、千 玄室大宗匠が講演されました。
  永職会は、累代社家の家に生まれ祭祀職にある全国の会員で構成され、日本の心を次代へと繋ぐさまざまな活動を実施するために、昭和61年(1986)に設立されました。
  大宗匠は、自身の中国での40年にわたる茶道普及などに触れながら、「諸外国との関係を築いていくためには、お互いのでこぼこを埋め、平らにしていく努力が必要です。共通の文化を持つ東アジアの国々が、お互いに手を取り合って平和への努力をしていかなければなりません」と話され、そのためには日本の歴史や古典、伝統文化について若い世代がしっかり学んでいくことが大切であることを語られました。