千 玄室大宗匠、国際交流セミナーにて講演




  4月20日(日)、一般財団法人京都国際文化協会および公益財団法人京都市国際交流協会主催により、京都市国際交流会館のイベントホールにおいて開催。千 玄室大宗匠が「心のつながる時 〜国際文化交流に思う〜」と題して講演されました。
  1950年代に初渡米された際の印象をはじめ、近年も訪問されている中国浙江省、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国、ウクライナなど世界各国で出会った人々との交流の話に、会場を埋めた約200人の聴衆は熱心に耳を傾けました。「丸い茶碗の中にあるお茶を見てください。これはまさに地球と緑。茶碗は何回まわすかではなく、正面をよけ、謙虚な気持ちを表すことに意味があります。一歩下れば、人間同士がぶつかることはありません」など、茶道の精神や様々な宗教との関わり、心の在り様などについて述べられ、「この国に生まれた意義を見出すには、国際的な感覚を持つことが大切」と結ばれました。