千 玄室大宗匠、「古典の日フォーラム2014」にて講演




  平成26年11月1日(土)、国立京都国際会館において「古典の日フォーラム2014」(主催:古典の日推進委員会、村田純一会長)が開催され、千 玄室大宗匠が「古典と私」と題して講演をされました。

  「古典の日」は、『源氏物語』が初めて記録にあらわれたのが寛弘5年(1008年)11月1日の記述であることにちなみ、11月1日を日本の古典文学を顕彰する記念日とするよう平成20年(2008年)の「源氏物語千年紀」を機に提唱され、一昨年、国によって制定されました。大宗匠は古典の日推進よびかけ人代表として、日本文化の精神を伝える古典に対する関心と理解を促す活動を続けられています。

  大宗匠は会場に集まった1700名に向かって、自身が古典に親しむきっかけとなった旧制高校でのエピソードや、茶道と古典の関係などを話され、「古典は過去の遺物ではなく、今を生きる私たちも同じ流れの中にいるのです。そういった視点で古典を見つめなおし、現代に活かせるものを発見していってください」と結ばれました。