大宗匠、「学徒から学生へ〜つなぐべき記憶のバトン〜」にて講演




  平成29年6月24日(土)、講演会「学徒から学生へ〜つなぐべき記憶のバトン〜」が同志社女子大学栄光館(京都市上京区)を会場に開催され、千 玄室大宗匠が平和への思いを語られました。

  同講演会を主催した「デルフォイ」(横家諒介代表)は同志社大学の学生を中心に構成された団体で、各界の専門家を招き、多様な価値観を養う環境を大学生に提供する活動をしています。

  同志社大学在学時の昭和18年に、学徒出陣で海軍に入隊した大宗匠は、過酷な訓練や特別攻撃隊の仲間が次々と出撃していった際のエピソードを語り、戦争の悲惨さを強く訴えかけました。「犠牲になった多くの方のことを忘れることなく、平和のために努力をしていきましょう。それが生きている者の使命です」と講演を結び、来場した約800名から大宗匠に大きな拍手が送られました。




  その後、大宗匠と共に登壇予定であった小林初巳 親和学園名誉理事長がこの4月に逝去されたことを受けて小林名誉理事長の手記が紹介され、講演に代えられました。
  講演会前には、学生有志による呈茶席が設けられ、参加者に一碗が呈されました。