大宗匠、泉佐野JC創立60周年にて講演


  平成29年9月2日(土)、公益社団法人 泉佐野青年会議所(JC)が創立60周年を迎え、記念事業として、大阪府泉佐野市はじめ複数市町にまたがって立地する関西国際空港にて「KIX泉州国際化フォーラム」を開催。千 玄室大宗匠が講演をされました。
  関西国際空港は旅客数では好調ながら、その周辺市町には長時間の滞在や消費が少ないという状況から、「もっと海外からの旅行者に楽しんでもらえる町にするにはどうすれば良いか」というテーマのもと、JCの大先輩である大宗匠に講師の依頼があり、今回の記念講演が実現しました。




  宮内善宏 理事長による主催者挨拶、千代松大耕 泉佐野市長(同JC歴代理事長)による来賓祝辞の後、大宗匠が登壇。「JCとともに」と題した記念講演では「私の先祖 千 利休居士は『叶うは良し、叶いたがるは悪しし』と言いました。これは自然のままでいきなさい、という教えです。“もてなし”という言葉が軽々しく使われる昨今ですが、自分が旅行者になった時、何を求め、どういうことをして欲しいかを考えれば、自ずと知恵は生まれてきます。難しいことを考えず、困っている人にちょっと手を差し伸べるだけで、有り難いなと相手は感じ、また訪れたいなと思うものです」と語り、「泉佐野JCの皆様がこの素晴らしい、そして麗しい日本の心を、多くの外国人が行き交う“関西国際空港のある町”泉佐野市、田尻町そして熊取町より発信してください」と結ばれました。




  講演の前後には茶道裏千家淡交会の呑海宗由社中による呈茶席が設けられ、来場者は一碗のお茶を楽しみました。