山梨支部特別講演会にて大宗匠が講演


  平成30年4月28日(土)、甲府富士屋ホテルにおいて淡交会山梨支部主催(上原勇七支部長)の特別講演会が開催され、千 玄室大宗匠が講演をされました。




  古屋俊仁副支部長の歓迎挨拶の後に登壇された大宗匠は、古典に触れることの大切さを説かれ「舒明天皇の国見の歌に“大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち 国見をすれば国原は 煙立ち立つ 海原は 鴎立ち立つ うまし国ぞ 蜻蛉島 大和の国は”という素晴らしい歌があります。舒明天皇がこの国を思う情が伝わってきます。古典は過去の遺物ではなく、今を生きる私たちに通じるものがあります。そういった視点で古典を見つめなおしてください」と語りかけられました。集った380人の参加者は真摯に耳を傾け、講演終了後には会場から大きな拍手がおこりました。




  講演前には、淡交会山梨支部による呈茶席が設けられ、参加者は一碗のお茶を楽しみました。




  講演会後の午後5時30分より懇親会が催されました。懇親会には来賓として身延山久遠寺内野日総猊下が参加。古屋副支部長の主催者挨拶、大宗匠挨拶に続いて、高野孫左ヱ門副支部長の発声で乾杯。大宗匠を囲んで和やかに懇親を深めました。その後、金丸康信副支部長の閉会のことばでお開きとなりました。