千 玄室大宗匠、京都ヘルスサイエンス総合研究センター 講演


  令和2年8月28日(金)、京都府立京都学・歴彩館(京都市左京区)において「お茶をめぐる文化と健康」と題したシンポジウムが開かれ、千 玄室大宗匠が講演をされました。



  主催の「京都ヘルスサイエンス総合研究センター」は、京都の4大学(京都府立医科大学・京都府立大学・京都工芸繊維大学・京都薬科大学)の連帯協定に基づいて、平成23年に設置された共同研究機関です。医学、薬学、食や生活習慣など多角的な視点からヘルスサイエンスを研究しています。今年度より「京都から発信する茶の文化と科学」をテーマに掲げ、その幕開け行事としてこのたびのシンポジウムを開催。新型コロナウイルス感染症対策が徹底された中、会場の歴彩館・大ホールに大学の役員・教職員、茶業関係者など約80名が参集しました。



  大宗匠は、中国と日本における喫茶の歴史を振り返りながら、お茶の効用や茶道の精神性について説明され、「健康になるため、『お茶の京都』を発信するため、そして皆が和やかになるために、『且座喫茶』の心で身近な人にお茶を点て、ご自身も召し上がってください」と締めくくられました。また、講演に引き続いて西脇隆俊 京都府知事、府立医科大学・府立大学の両学長らによるパネルディスカッションが行われました。