千 玄室大宗匠、京都四青年部連合会茶道セミナー 第500回特別記念講演


  令和3年9月11日(土)、京都四青年部連合会創立60周年記念 茶道セミナー第500回特別記念講演に千玄室大宗匠が登壇されました。
  茶道セミナーは大宗匠の発意により、京都四青年部連合会の主催で昭和45年から始まり、青年部会員が教養を高める機会として回を重ね、今回で500回の節目を迎えました。記念講演は、新型コロナウイルス感染症の影響により昨年9月から延期され、一年越しの開催となりました。
  会場の京都ホテルオークラ(京都市中京区)では万全の感染症対策が講じられた中、近畿第一地区地区長の佐竹力總氏(淡交会参事・京都東支部支部長)、副地区長の平井義久氏(京都南支部支部長)・中澤忠嗣氏(淡交会参事・京都西支部支部長)をはじめ、支部役員・青年部連合会役員・会員など約200名が参加しました。

◇式典
  記念講演に先立ち、午後2時より、4階「暁雲」にて開催。田中俊幸 京都四青年部連合会会長の主催者挨拶。続いて、大宗匠、佐竹地区長、青年部連合会歴代会長を代表して太田裕久氏から祝辞が述べられました。

田中会長

佐竹地区長 太田歴代連合会会長代表

◇特別記念講演
  式典に続いて特別記念講演が行われ、はじめに大宗匠は、閉幕したばかりの「東京2020オリンピック・パラリンピック」や全人類にとっての課題である持続可能な開発目標について自身の体験を交えながら語られました。続いて、「茶の湯では、作法の習得と同時に心の持ち方が大事です。自分の全身全霊を込めて最高のもてなしをしてほしい。人と人とが敬い合えば、もっと和やかになれます」と茶道の精神性について触れ、最後に「私達はもっと命をそしてこの地球を大事にしなければなりません。皆様が自分の命を見つめなおしていただけたら、こんな嬉しい事はありません。」と結ばれました。


  なお、会場での参加人数の制限により来場できなかった会員に向けて特別記念講演の様子が期間限定でオンデマンド配信されました。