今日庵 秋茶会




  平成30年11月6日(火)、木々が色づき始めた京都において「今日庵 秋茶会」が開催され、
千 宗室家元夫妻、敬史様、伊住公一朗様、禮次朗様が参加者をもてなされました。
  初釜式の案内がなされない「教授」資格昇格3年未満の方を対象に、宗家において一服を喫する機会を設け、一層茶の道への修道意欲を高めていただくとの意図のもと春と秋に茶会が催されます。本年4月に東日本の方を対象に春茶会が行われたのに続き、秋茶会は西日本の方を対象とし、約240名が参席しました。



濃茶席


  平成茶室一階「聴風の間」にて家元夫妻から挨拶があり、主菓子が供された後、参加者一同は濃茶を順服しました。家元は道具組に込めた思いを語るとともに、参加者のますますの活躍を願われました。


点心席 薄茶席


  なお、平成茶室二階「看月の間」に点心席、茶道会館二階広間に薄茶席が設けられ、抛筌斎にて道具の展観がありました。参加者は終始和やかな雰囲気のなかで各席を楽しみながら、修道の志を新たにして兜門を後にしました。