茶道文化教室・基礎講座を開講
―全国から38名が参加―


  10月8(金)〜10日(日)の3日間、第107回「茶道文化教室・基礎講座」が裏千家宗家・茶道会館・裏千家学園等を会場に開講、全国から38名が受講しました。
  台風の影響であいにくの雨模様となった8日には茶道会館で開講式が行われ、主任講師の寺西宗二今日庵業躰が、「何か一つを持ち帰り、これからの茶道修道に役立てて下さい」と受講生を激励。
  基準点前解説(呈茶)・利休御祖堂参拝・茶室拝観に続く割稽古指導では、皆、初心に帰り基礎の大切さを実感しながらの取り組みとなりました。


開講式 兜門をくぐり御祖堂へ


基準点前解説と呈茶 資料館見学





  講習2日目には坐禅(静坐)・資料館見学、そして実技指導が行われ、受講生は宗家での貴重な時間を満喫しました。
受講生からは「普段の稽古ではあまり気に止めなかった点に気付くことができました。」、「基本からしっかりと学ぶことができ、自分の点前を改めて見つめ直すことができました。」等の声も聞かれました。


坐禅指導に続いての十牛図解説 講義 お茶の心得について


実技指導





3日目、台風一過の秋晴れのもと大徳寺を訪問。金毛閣・塔頭寺院を拝観し、利休居士のお墓へ今回の成果を報告しました。


利休居士墓参 塔頭寺院拝観


今回受講の38名


  茶道文化教室には、淡交会終身正会員以上の会員が受講できる「基礎講座」と、裏千家茶道愛好者を対象とした「初級講座」の2種があり、春(4〜6月頃)と秋(9〜11月頃)の年2回づつの開講となります。

  来年度の受講生募集については『淡交タイムス(2月号)』及び裏千家ホームページにて案内の予定です。