茶道文化教室・基礎講座を開講
―全国から40名が参加―


  満開の桜が京のまちを彩る好季節、第108回「茶道文化教室・基礎講座」が4月8日(金)〜10日(日)の3日間、裏千家宗家・茶道会館・裏千家学園等を会場に開講され全国から40名が受講しました。
  8日に茶道会館において開講式が行われ、主任講師の後藤宗国今日庵業躰が、「京都の風情を感じ取りながらお稽古に励み、これからの茶道修道の糧として下さい」と受講生を激励。
  基準点前解説(呈茶)・利休御祖堂参拝・茶室拝観・資料館見学と日程は進み、続く割稽古指導では、受講生一同初心に帰り基礎の大切さを実感しながらの取り組みとなりました。


開講式 兜門をくぐり御祖堂へ


基準点前解説と呈茶


満開の桜を愛でながらの移動 茶道資料館見学





  講習2日目には坐禅(静坐)に続き講義、そして実技指導が行われ、受講生は緊張した面持ちで講習に臨みました。
受講生からは「基本の大切さを改めて見つめなおす機会が持てました」等の声も聞かれました。


坐禅指導に続いての十牛図解説 講義


実技指導





  講習3日目は大徳寺を訪問。一般には非公開の金毛閣・塔頭寺院を拝観し、利休居士墓参を経て、お昼過ぎに解散しました。


利休居士墓参 塔頭寺院拝観


今回受講の40名


  茶道文化教室には、淡交会終身正会員以上の会員が受講できる「基礎講座」と、裏千家茶道愛好者を対象とした「初級講座」の2種があり、春(4〜6月頃)と秋(9〜11月頃)の年2回づつの開講となります。
  今秋の開講日程・受講生募集については『淡交タイムス』及び裏千家ホームページにて案内の予定です。