第4回入門者今日庵訪問


  裏千家では、「初級」資格を取得された方で宗家の訪問を希望する方々を対象に、春と秋に「入門者今日庵訪問」事業を実施しています。
  青葉若葉が目に鮮やかな5月17日、4回目となる「入門者今日庵訪問」が実施され、午前の部44名、午後の部42名が参加しました。

  開講式では、倉斗宗覚業躰が「今日はご宗家の特別なお計らいにより、普段公開されていない茶室も拝観していただきます。限られた時間ですが、宗家の雰囲気を肌で感じ、有意義な時間を過ごしていただきたいと思います」と挨拶。参加者は、緊張と期待を胸に初めて兜門をくぐりました。




  午前の部・午後の部とも、参加者はそれぞれ3班に分かれ、利休御祖堂参拝ならびに茶室を拝観、薄茶席(於 抛筅斎)、点心席(於 茶道会館「心花の間」)でも各業躰より懇切丁寧な説明を受けました。


◇薄茶席


◇茶室拝観


◇点心席


◇兜門前で記念撮影
【午前の部】




【午後の部】




  当日は、希望者を対象に大徳寺聚光院の方丈と茶室の拝観、利休居士墓参の機会も設けられました。
  参加者からは、「貴重な経験をさせていただき、本当に感激しています。業躰先生から様々なお話を伺い大変勉強になりましたが、同時に自身の勉強不足を痛感しました。地元に帰ったら、一層稽古に励みたいと思います」との声が聞かれ、それぞれ修道への決意を新たにした様子でした。

  第5・6回「入門者今日庵訪問」事業はそれぞれ本年9月・11月に実施予定です。
  日時・申込方法等の詳細は、淡交タイムス6月号「裏千家グラフ」及び当ホームページにてご案内します。