第101回夏期講習会


  平成27年8月25日(火)から29日(土)までの5日間、宗家において第101回夏期講習会が開催され、世界各国5協会の会員を含む各地から集った同門67名が受講しました。




  初日は午前9時より開講式が行われ、千 宗室家元は「毎年の恒例となりましたこの夏期講習会も昨年、第百回という区切りを迎えました。今回がまた“一”に戻っての第一歩ということになります。点前を中心にした裏千家茶道の正しい普及のための研修会という、その根本は変わりません。基本としての手順を身に付けた上で、講習会を終えた後も、慢心や見栄の心をそぎ落として点前座に出られるよう自分に厳しさを課すことができる、そのきっかけとなる5日間としていただければと存じます」と挨拶をされました。それを受け、受講者を代表して澤田宗起氏(博多支部)が誓いの言葉を述べました。


誓いの言葉


割稽古


  講習会では、割稽古から始まり基本点前、小習事、四ヶ伝、行之行台子までの実技講習に加え、千 玄室大宗匠、家元の講話、千家十職の樂 吉左衞門氏による課外講座、坐禅などが行われました。


家元講話 大宗匠講話


樂氏講座 坐禅


  最終日午後3時からの閉講式では、家元が受講者代表の今堀宗寿氏(京都東支部)に修了証を、片桐宗美氏(東京第二東支部)に学校茶道教授者適格証を授与。家元から挨拶があった後、受講者を代表して福原宗邦氏(東京第四西支部)が謝辞を述べ、5日間にわたる講習会の全日程が終了しました。


修了証授与 学校茶道教授者適格証授与


受講者代表謝辞