第102回夏期講習会


  平成28年8月26日(金)から30日(火)までの5日間、宗家において第102回夏期講習会が開催され、全国各地また海外から集った同門77名が受講しました。




  初日の午前9時から開講式が行われ、千 宗室家元が「茶の湯では季節と上手に折り合いをつける“工夫”が大切にされてきました。講習会の5日間、一日一日と素直に向き合い、各々その日と歩み寄る工夫をもって点前座に臨んでいただきたい。客役の時にも、亭主のそうした思いを受け止めるつもりで座ってください」と挨拶。受講者を代表して水谷宗美氏(倉吉支部)が誓いのことばを述べ、早速実技講習に入りました。


誓いのことば


実技講習


  講習会では割稽古から始まり、基本点前、小習事、四ヶ伝、行之行台子までの実技講習、さらに千 玄室大宗匠、家元の講話、千家十職の樂 吉左衞門氏による課外講座、坐禅などが行われました。


家元講話 大宗匠講話


樂氏講座 坐禅


  最終日午後3時からの閉講式では、家元が受講者代表の松本宗裕氏(会津支部)に修了証を、金光宗恭氏(熊本支部)に学校茶道教授者適格証を授与。家元からの挨拶の後に受講者を代表して鈴木宗富氏(東京第五東支部)が謝辞を述べ、充実した講習会が終了しました。


修了証授与 学校茶道教授者適格証授与


受講者代表謝辞