第103回夏期講習会


  平成29年8月27日(日)から31日(木)までの5日間、宗家において第103回夏期講習会が開催され、全国各地また海外からの同門社中63名が受講しました。




  初日は午前9時から茶道会館にて開講式が行われ、千 宗室家元が「講習会に参加するだけで、新しい知識や知恵が得られると思うかもしれません。しかし、そのためには自分の中に既にあるものを整理整頓し“容量”に空きを作る必要があります。宝所近在。心と身体の構えを整え、自分が自分の中に持っているものに対し目を向ける、そうした余裕を意識してこの五日間、学ぶ気持ちでいてください」と挨拶。受講者を代表して諸泉宗博氏(岡山支部)が誓いのことばを述べ、早速実技講習に入りました。


誓いのことば


割稽古


  講習会では割稽古から始まり、基本点前、小習事、四ヶ伝、行之行台子までの実技講習、さらに千 玄室大宗匠、家元の講話、千家十職の袋師・土田半四郎氏(平成26年に13代を継承)による課外講座、坐禅などが行われました。


家元講話 大宗匠講話


土田氏講座 坐禅


  最終日午後3時からの閉講式では、家元が受講者代表の山中宗美氏(栃木県支部)に修了証を、法輪宗都氏(徳島支部)に学校茶道教授者適格証を授与。家元からの挨拶の後に受講者を代表して五十嵐宗真氏(函館支部)が謝辞を述べ、充実した講習会が終了しました。


修了証授与 学校茶道教授者適格証授与


受講者代表謝辞