第106回夏期講習会

令和2年8月27日(木)から31日(月)まで宗家において第106回夏期講習会が開催されました。

昨今の情勢を鑑み、募集人数を例年の半数以下に限定し、28名が受講。朝礼前に検温を行い、少人数ごとに茶室に分かれてこまめに消毒と換気、水分補給をするなど新型コロナウイルス感染症と熱中症対策を徹底しながらの受講となりました。

初日は午前9時から茶道会館で開講式が行われ、千 宗室家元が「コロナ騒動の厳しい状況の中で講習会を開かせていただきます。今ここでできることに対してしっかりと気持ちを前に向けて学んでください」と挨拶。受講者を代表して鈴木宗里氏(大分支部)が誓いのことばを述べ、講習が始まりました。



2日目の朝礼では千 玄室大宗匠がご挨拶。講習では基本点前、小習事、四ヶ伝、行之行台子の実技指導のほか、家元が「各服点」の解説をされ、業躰によるデモンストレーションが行われました。



最終日、午後3時からの閉講式では、家元が受講者代表の古橋宗泰氏(愛知第三支部)に修了証を、吉永宗鶴氏(対馬支所)に学校茶道教授者適格証を授与。家元からの挨拶の後に受講者を代表して細谷宗清氏(東京第一東支部)が謝辞を述べ、5日間の講習会が終了しました。