第96回夏期講習会




  8月28日から31日までの4日間、宗家において第96回夏期講習会が開催され、国内外からの同門社中が受講しました。

  初日は午前9時から茶道会館にて開講式が行われ、千 宗室家元が「4日間の講習を通じて、点前作法に臨むときの姿形のみならず、心の構え方にも関心を持っていただき、皆さん一人ひとりが自分自身の構えを身につける機会になることを願っています」と受講者を激励されました。続いて、受講者を代表して東京第七西支部の清水宗浩氏が誓いの言葉を述べ、早速講習が始まりました。


誓いの言葉


実技講習


  朝礼には鵬雲斎大宗匠も出座され受講者を激励。4日間の講習では、割稽古、小習事、四ケ伝の実技が行なわれました。また、家元の講話のほか十職の樂吉左衞門氏による課外講座、早朝坐禅などもあり、受講者は厳しい暑さのなか熱心に受講しました。




樂 吉左衞門氏


  最終日午後3時からの閉講式では、家元が澤 宗康氏(栃木県支部)に修了証を、谷村宗朋氏(宮城支部)に学校茶道教授者適格証を授与。最後に受講者を代表して岩田宗美氏(東京第五西支部)が謝辞を述べ、受講者は4日間の講習を振り返りつつ、更なる精進への思いを新たにしました。


修了証拝受 学校茶道教授者適格証拝受


謝辞