第44回 裏千家青年研修会開催
(第24期L・T研修 第2回研修)


  3月4日から6日までの3日間、宗家において第44回裏千家青年研修会を開催し、全国の青年部より75名(第24期L・T出向員29名を含む)が受講しました。
この研修会は、裏千家茶道や淡交会の将来を担う人材の育成を目的として、特別に宗家の教場を開放して行われるもので、炉・風炉の時期を交互に年1回開催しています。




  4日午前9時より、茶道会館において開会式を執り行いました。千 宗室家元は挨拶で「この研修会は、3日間で終わるのではなく、これから続く茶の湯の人生の一里塚になるはずです。宗家に来て実技指導を受けるということで、不安でいっぱいかもしれませんが、いつもの自分で臨んでください」と激励されました。
  東京第三東支部日本橋青年部の近藤俊太郎君が受講者を代表して誓いのことばを述べました。
  開会式終了後には、家元に受講生一人一人が挨拶をし、早速各班に分かれ実技講習に入りました。






  1日目の実技講習を終えた受講生は、夕食会で懇親を深めたのちホテルに戻り、班毎に分かれ「青年部の愉しみを語り合おう」と題し、グループ討議を行いました。お互い初対面の受講生がほとんどでしたが、それぞれが感じている青年部の魅力を語り合い、同じ志を持つ仲間との交流を深めました。




  最終日午後3時より閉会式を執り行いました。まず、家元が受講者を代表して東静支部狩野川青年部の高村宗富君に修了証を授与されました。続いて家元より受講生に、「3日間の講習が長く感じた方もいれば、短く感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、それぞれに貴重な時間を過ごされたはずです。研修に参加しなければ分からないことが、たくさんあったと思います。この経験を自分の心の支えにして、それぞれの茶の道を進んで行ってください」と励ましの言葉が贈られました。
  最後に、筑豊支部筑豊青年部の古川宗俊君が、3日間の研修で学んだことをこれからの茶道の修練と青年部活動に活かしていきたいと謝辞を述べ、閉会となりました。




  本研修会は第24期L・T出向員の第2回研修も兼ねており、出向員はグループ内の取りまとめ役などを務めました。また、自主的な活動としてオリエンテーション前に受講者への呈茶を行うなど積極的に取り組みました。
  次回研修は、5月に開催予定です。