第28回秋期講習会
秋涼のなか、いよいよ修道に励んで




  10月3日から5日の3日間、宗家において秋期講習会が開講され、同門社中64人が受講しました。
  初日午前9時より茶道会館において、千 宗室家元が出席されて開講式が行われました。
  家元は挨拶で、「講習は、自分に足らざるものを見つけるための時間です。普段のままの姿で臨み、様々なことを吸収してください」と激励されました。
  福井宗麻氏(淡交会高岡支部)が誓いのことばを述べ精励を誓いました。


挨拶される家元 誓いのことば


  開講式の後、各班に分かれて講習が始まりました。3日間で基本点前から小習事・四ヶ伝・花月まで、秋涼の爽やかさの中、受講生たちは一刻の時間も無駄にしないようにと、真剣に取り組んでいました。





  閉講式は5日午後3時より。受講者を代表し篠原宗弘氏(宮城支部)に修了証を、杉山宗節氏(東京第五西支部)に学校茶道教授者適格証を授与。斉藤宗勝氏(秋田支部)が謝辞を述べ、3日間ながら充実した講習を振り返りました。


修了証授与 受講者より謝辞


  大宗匠は挨拶で、「ここで学んだことを更に磨いていってください。そのためには日ごろの稽古に励まねばなりません。お茶が好きという心が正しい道へと導いていくはずです」とはなむけの言葉を贈られ、受講者らはそれぞれの帰途につきました。


挨拶される大宗匠