第33回秋期研修会




  10月3日(火)から5日(金)の間、宗家において秋期研修会が開催され、国内各支部、海外協会(シンガポール)からの同門社中が受講しました。

  初日午前9時、茶道会館において開講式が執り行われ、千 宗室家元が挨拶。「今回の研修会では四ヶ伝と行之行台子を集中的に学んでいただきます。なぜ道具本意の扱いがあるのかを念頭におき、どうぞ、肩に力をいれることなく、普段と同じ自然体で先輩方の温もりを感じつつ点前座に臨んでください」と受講者を激励されました。その後、受講者を代表して伊藤宗里氏(秋田北支部)が誓いの言葉を述べ、早速実技講習が始まりました。


誓いの言葉


  短期研修会である秋期研修会では3日間の期間中、業躰講師の指導による四ヶ伝と行之行台子が繰り返され、受講者は凝縮された時間の中で意欲的に取り組みました。

  5日午後3時からは閉講式が執り行われ、受講者代表の矢崎宗喜氏(東京第七西支部)に修了証を、赤穂宗悦氏(博多支部)に学校茶道教授者適格証を授与。最後に福井宗啓氏(但馬支部)が謝辞を述べ、研修会は終了しました。


修了証授与 学校茶道教授者適格証授与


謝辞


  受講者たちは研修会で得たものを胸に一層の精進を誓い、宗家を後にしました。