第37回秋期研修会


  平成28年10月4日(火)から6日(木)まで、宗家において第37回秋期研修会が開催されました。
  初日午前9時から茶道会館にて開講式が行われ、千 敬史様が「この3日間は宗家において学ぶことができる貴重な機会です。得た好機を存分に活かし、学んだことは全て吸収して地元に持って帰る、そのような気概で臨んでいただければ」と受講生を激励されました。受講者を代表して高柳宗幸氏(富山支部)が誓いのことばを述べ、早速各教場で実技講習が始まりました。




誓いのことば


  研修期間中は、今日庵業躰の指導のもと七事式(花月之式)を中心に充実した内容で行われ、受講者たちは集中して取り組みました。

  最終日午後3時からの閉講式では、千 宗室家元より受講者代表の中島宗虹氏(東京第五西支部)に修了証を、酒井宗敦氏(魚津支部)に学校茶道指導者認定証を授与。その後、家元が課目の一つであった花月之式について触れながら「初対面同士で稽古する中で、互いの気配を感じながら場を進めることの大切さに気が付かれたと思います。茶の湯はたくさんの人が携わって成り立つもの。相手の気持ちを汲み取ろうと自らの心を開いていくことが修業の第一歩です。それぞれの稽古場に戻った後も、油断することなくその気持を持ち続けていただきたい」と挨拶されました。最後に受講者を代表して清水宗裕氏(札幌第一支部)が謝辞を述べて、研修会が修了しました。


修了証授与 学校茶道指導者認定証授与


謝辞