第26回春期講習会

自己を見つめて修練に励む




  桜花が一気に開く陽気となった4月4〜6日の3日間、宗家において春期講習会が開講され、日本全国から60人が受講しました。

  千 宗室家元臨席のもと、4日午前9時から茶道会館において開講式。
家元は挨拶で「ここに物見遊山でこられた人はいないはずです。自分に足りないものを確認し、それを手にする努力を重ねてください」と話され、受講者を激励されました。淡交会福井支部の山崎宗令氏が誓詞を述べ精励を誓いました。


家元挨拶 誓詞を受けられる家元


  開講式の後、受講生は早速各班に分かれて講習に入りました。
3日間にわたる講習内容は、基本点前から小習事・四ヶ伝・花月まで。受講者たちは、真剣に基本の所作に取り組んでいました。


  初日午後4時からは、家元による坐学が行われました。
  家元は、点前手続や道具などについて、疑問に思われたり誤りやすいポイントを分かりやすく解説。 受講者らは課目の終了後にもかかわらず、ひと言も漏らさぬように聴き入っていました。



講話をされる家元





  6日午後3時から閉講式が行われ、代表して佐世保支部の窪田宗恵氏に修了証を、東京第六東支部の黒川宗由氏に学校茶道教授者適格証を、高橋宗健業躰より授与。 東京第四東支部の土井宗裕氏が答辞を述べさらなる修道を誓いました。


宗家、講師方に感謝をこめて