第28回春期講習会

穏やかな陽光のもと修道に励む




  4月4〜6日の3日間、宗家において春期講習会が開講し、日本全国はじめロサンゼルス、シンガポール、シドニーより裏千家同門62人が受講。4日午前9時から茶道会館において開講式が行われました。
  出座された千 宗室家元は、「この講習を通じて自分に足りていないものを減らすよう、また京都の風情を楽しみながらその場に臨んでください」と挨拶され、受講者を激励。
淡交会千葉県支部の長谷宗美氏が誓いのことばを述べました。


誓いのことば


  開講式の後、受講者は早速講習に入り、3日間で基本点前から小習事・四ヶ伝・花月の実技が行われ、受講者らは基本の所作を確かめるように真剣に取り組んでいました。4日夕刻には、千 玄室大宗匠が出座され、受講者を励まされました。



大宗匠道話





  6日午後3時より閉講式。家元より、播磨支部の山野宗佳氏に修了証を、東京第八西支部の栗原宗由氏に学校茶道教授者適格証を授与。
  挨拶された家元は、「3日間ここで過ごし得たことを生涯のパートナーとして、これからも自分が出会う一日一日と素直に向き合いながら修道を続けてください」と、はなむけの言葉を贈られました。
  苫小牧支部の吉田宗幸氏が受講者を代表して謝辞を述べ、3日間の充実した講習を謝しました。


修了証授与 謝辞を受けられる家元