第32回春期研修会
―爽やかな陽光のもと修道に励む―




  4月3日(日)から5日(火)まで、宗家において第32回春期研修会が開催されました。
  初日は午前9時より茶道会館にて開講式が行われました。千 宗室家元は、「普段以上の事をしようと気負わず、自然体で学ぶ気持ちで研修に臨んでください。3日間で、皆さん一人ひとりが、今後茶道とどう向き合うのか方向性を見つける手助けができればと思います」と挨拶され、受講者を激励されました。
  開講式の後、各教場において四ヶ伝、行之行台子などを中心に実技研修が行われ、全国からの受講者は皆、真剣に取り組みました。


誓いの言葉
受講者代表:田邉宗文氏(松山支部)



  また、5日の朝礼には千 玄室大宗匠が出座され「中国の言葉に口耳四寸の学ということわざがあるように、聞くことだけではなく、人の稽古を観て、心で感じて、五感で学ぶことが大事なのです。この研修会で学んだことを思い返し、今後の修道の糧としてください」と受講生を励まされました。




  5日午後3時より閉講式が行われ、家元が修了証と学校茶道教授者適格証を授与されました。受講者は3日間の実り多き修道を振り返りつつ宗家を後にしました。


修了証拝受
代表:大塚宗秀氏(長崎支部)
学校茶道教授者適格証拝受
代表:青井宗実氏(今治支部)


受講者代表謝辞
温井宗敦氏(石川支部)