第48回冬期講習会 開講
充実した修道の7日間


  2月21〜27日、宗家において第48回冬期講習会が開講、日本全国からはもとより海外からの参加者と裏千家同門72人に加えて、裏千家学園茶道専門学校研究科の学生が受講しました。


誓詞を受けられる家元


「ことば」の唱和 受講者の挨拶を受け激励される家元


  初日21日、午前9時より茶道会館において千 宗室家元ご臨席のもと、開講式が行われました。家元はご挨拶で、「自分で気合を入れて、自分の足りないところを埋めるべく積極的に講習に臨んでください」と話されました。
  受講生を代表して猪俣宗恵氏(東京第二西支部)が誓詞を述べ、早速講習が始まりました。


講習の最初は割り稽古から


  講習は、午前9時から昼食をはさんで午後5時まで行われ、基本点前から小習事、四ケ伝、七事式、行台子、真台子まで、基本の所作を丹念に繰り返す受講生の表情は真剣そのもの。
  さらに、早朝坐禅や課外講座として、家元による坐学、茶碗師の樂 吉左衞門氏、釜師の大西清右衛門氏による講義、大徳寺拝観などが行われました。


家元による坐学


樂氏による講義 大西氏による講義


  最終日27日午後3時より、家元が臨席されて閉講式。
  家元より受講生を代表して山田宗昭氏(和歌山支部)が修了証を、三木宗良氏(鹿児島支部)が学校茶道教授者適格証を拝受。
  家元は、「自分を豊かにさせるものは、人から与えられるものではなく、自分の気持ち次第です。これからも茶道を通じて自分の心を豊かにするよう尽力されることを祈念します」との言葉を贈られました。
  


閉講式で答辞を受けられる家元