第54回冬期講習会
―厳寒の季節に、修道に励む―




  2月21日から27日までの7日間、宗家において第54回冬期講習会が開催されました。
  初日は午前9時より茶道会館にて開講式。千 宗室家元は、「一旦自分をリセットするつもりで、一人ひとりに適った学びの姿勢を見つけてください。この7日間を契機に、これから先、この道に関わっていくにあたっての新しいスタートを切っていただきたいと思います」と挨拶されました。
  受講者を代表して廣P宗成氏(横浜支部)が誓いの言葉を述べた後、早速実技講習が始まりました。


誓いの言葉


実技講習


  朝礼には大宗匠も出座され、受講者を激励。7日間で小習事、四ケ伝、七事式、行台子、真台子まで進みました。さらに、家元より二回の講話、課外講座として千家十職の樂吉左衞門氏、土田友湖氏による講義、早朝坐禅、大徳寺拝観等が行われました。




樂吉左衞門氏 土田友湖氏


  最終日の27日午後3時からの閉講式では、家元が受講者代表の高橋宗睦氏(高岡支部)に修了証を、五十嵐宗真氏(函館支部)に学校茶道教授者適格証を授与。最後に受講者を代表して雨宮宗京氏(東京第四西支部)が宗家で学んだ7日間を振り返りながら謝辞を述べ、受講者はさらなる精進を誓って帰路につきました。


修了証の拝受 学校茶道教授者適格証の拝受


受講者代表の謝辞