丸の内ビルディング オープニング
お家元による『お茶湯の儀』で安全・平和を祈願


  東京都千代田区丸の内にある「丸ビル」が新しく竣工(事業者:三菱地所株式会社)。9月3日、午前11時からの開館式に続いて、千 宗室家元が『お茶湯の儀』を行われました。
  首都の表玄関・丸の内の中央に位置する「旧丸ビル」は、大正12年にオフィスビルの草分けとして建築、東京の街のシンボルとして発展してきましたが、このほど、情報化が進む時代のニーズに応じて、多種多様な機能を備えた「丸の内ビルディング」として新しく生まれ変わりました。

  お家元の『お茶湯の儀』は、丸ビル及び丸の内エリアの更なる発展と安全・平和祈願のために厳修されました。会場の丸ビルホール7階のステージには、中央に映し出された太陽のコロナをイメージさせるシンボルと、その前に三具足、菓子。関係者約300人が見守る中、お家元が厳かに一碗を点てられました。続いて、壇上の来賓方に一碗が供され、共に安全と平和を祈願して順服。最後にお家元が、丸ビルの完成と発展を祝うご挨拶をされました。

  また、3〜16日(5、13日を除く)にかけて淡交会の東京各支部・青年部・学校茶道が協力して呈茶席を設けました。3日は1階のアトリウムにおいて春秋棚で、4日は「お茶湯の儀」会場となった7階ホールにおいて点茶盤で、6日からは同7階ホールにおいて円心席でもてなされ、12日間で約4000人が来席しました。



(列席の来賓方)                        
千代田区長 石川雅巳氏
東日本旅客鉄道(株)代表取締役 大塚睦毅氏
早稲田大学教授 伊藤  滋氏
(株)大林組代表取締役副会長 大林剛郎氏
三菱地所(株)代表取締役会長 福澤  武氏
(左より)
お家元による「お茶湯の儀」

挨拶されるお家元


●呈茶席の担当
9月3・4日
6日
7日
8日
9日
関東第一地区
東京第一東・第一西支部
東京第五東・第五西支部
学校茶道
東京第六東・第六西支部
10日
11日
12日
14日
15日
16日
東京第三東・第三西支部
東京第四東・第四西支部
東京第七東・第七西支部
東京第八東・第八西支部
青年部
東京第八南・第八北支部


点茶盤の茶席



円心席