千 宗室家元、中華人民共和国 文化部より
「文化交流貢献賞」を受賞


周副部長より授与されるお家元


  千 宗室家元は9月27日、中華人民共和国文化部より「文化交流貢献賞」を授与されました。今年の日中国交正常化30周年を記念して、両国間の文化交流に功績のあった方々が顕彰されたもので、お家元のほか、平山郁夫氏((財)日本中国友好協会会長)、後藤田正晴氏((財)日中友好会館会長)、白土吾夫氏(日本中国文化交流協会代表理事)、浅利慶太氏(劇団四季芸術総監督)が受賞。
  授賞式及び祝賀レセプションが、9月27日午前11時より東京・赤坂プリンスホテルにおいて行われ、来日された文化部副部長の周和平氏より、受賞者五氏に貢献賞が授与されました。
  お家元は受賞後、挨拶され、「裏千家が中国とお茶を通じて文化交流を続けてきたことをお認めいただき有り難いことです。茶道が日中友好の架け橋となれば願ってもないこと」と、謝意を表されました。


挨拶されるお家元


  お家元は、1979年訪中されて以来、昨年までに100次を超える裏千家友好訪中団を派遣されているほか、南開大学より哲学博士号を授与され、天津商学院客員教授、南開大学顧問教授、中国仏学院名誉教授、天津市外事弁公室顧問、天津市名誉市民等、学術・文化交流の要職にご就任。さらに1994年、天津に天津商科大学裏千家茶道短期大学を開学し外国人では唯一の学長に就任され、茶道精神に基づく国際人の養成に尽力。現在、裏千家では北京、上海、大連及び香港に海外協会を擁し茶道指導や布教に当たるなど、永年にわたる地道な活動が評価されました。


授賞式