千 宗室家元、(財)日本国連協会会長に
小泉首相に就任ご挨拶


  千 宗室家元はこのたび、(財)日本国際連合協会の会長に就任されました。
  同協会は、日本が国連に加盟する前1947年の設立、外務省と連携して国連に関する啓発活動を展開しています。その会長職には外相経験者が就いていましたが、昨今の国際情勢に鑑み国際的な文化交流に明るい人材をとの要請に応えて、お家元が民間人として初めて会長に就任されることになりました。


  10月8日、同財団の理事会で選出され、10月25日、東京都江戸博物館において開催された第35回国際連合運動全国大会(主催:同財団、同協会東京都本部)の記念式典で、お家元は新会長としてご挨拶。
  お家元新会長は、国連の存在意義を強調されるとともに、全国規模で国際協力や理解を深める国民運動を展開しながら、地方から世界へアピールできる独自の行動を示していく決意を表明されました。


小泉首相を表敬
  10月30日午前、お家元は首相官邸を訪れ、小泉純一郎内閣総理大臣に会長就任の挨拶をされました。
小泉首相は、お家元とは三十年来の親交があり、毎年初釜式に参席、また淡交会横須賀支部顧問を務めていただいています。
  会見では、お家元が「外務省とも充分連携をとり、一生懸命務めさせていただきます」と抱負を語られると、小泉首相は「お家元が会長なら活動も活発化するでしょう。外務省改革という観点からも誠に時機を得た就任ですね。よろしく頼みます」と激励されました。


        小泉首相と懇談されるお家元。
        家元継承の話に及び、「来年の初釜式のお茶は新家元からですね」と小泉首相