千 宗室家元、韓国・茗園茶文化大賞を受賞

国際的な茶道文化の発展向上への貢献を高く評価され
外国人として初の受賞


お家元には外国人初の「茗園茶文化大賞」を
授与されました
授賞式


  千 宗室家元は外国人として初めて韓国・「茗園茶文化大賞」を受賞されました。

  茗園茶文化大賞は、韓国有数の茶道団体、茗園文化財団が1996年に制定した賞で、これまでは韓国内で茶道、茶文化の発展に貢献のあった方に授与されてきました。
茗園文化財団は、韓国の伝統的な茶礼を復興した功績により最初の韓国無形文化財(人間国宝)となった金美熙女史の意思を引き継ぎ、金女史の次女金宜正女史(現理事長)が1995年に設立した韓国で有数の茶道団体。

  日韓国民交流年に当たる本年、千 宗室家元が「一碗からピースフルネスを」の理念を掲げ、裏千家茶道を通じて世界平和の実現と国際的な茶道文化の発展向上に貢献してきたことが高く評価されて、今回の受賞となりました。また、同時に国内受賞者として韓国伝統文化協会金 宗圭会長が選ばれました。

  授賞式は小春日和の11月7日(木)午後5時よりソウル・ハイアットホテルのグランドボールルームに約1000名の内外関係者が参集して行われ、お家元は多忙な日程の最中、11月6日から8日まで訪韓、授賞式に臨まれました。
  授賞式では金宜正茗園文化財団理事長の挨拶に続き、千 宗室家元に賞状と記念品が授与されました。謝辞の中で千 宗室家元は「これを契機に尚一層茶道を通じて世界平和のために努力して参りたい」と決意を新たにされました。この後、茗園文化財団より伽耶国時代の茶礼が披露され、厳かな中にも華やかな授賞式となりました。


受賞後、謝辞を述べられる千宗室家元 授賞式で披露された伽耶国時代の茶礼