「坐忘斎千 宗室 自作・好み物展」
オープニング・レセプションを開催


  茶道資料館で9月30日より開催される秋季特別展「坐忘斎千 宗室 自作・好み物展」に先立つ29日午後、裏千家センター1階ホールにおいて、千 宗室家元ご家族などが出席され、オープニング・レセプションが開催されました。
  レセプションにはイラストレーターの柳原良平氏夫妻、作家で映画評論家の山口正介氏、人形作家の四谷シモン氏、写真家の田沼武能氏、漫画家の北見けんいち氏夫妻など、家元のご希望で友人方を中心にした内々のお集まりとなりました。
  家元挨拶、柳原氏の祝辞、山口氏の乾杯と続き、家元を囲んで和やかな歓談が続きました。


挨拶される家元


柳原良平氏の祝辞 山口正介氏より乾杯のご発声


1階展示室にて


2階展示室の和親棚


  また、報道関係者も多数出席、今回の展観に対する注目の高さが伺えました。
  家元は、「本日は、長い間の友人方が集まってくれました。堅苦しくなく楽しんでいただきたい」と挨拶。
  また、記者の質問に答えられて、「今回の特別展は、私が書き、造り、デザインから考えた作品の初めての展観です。展示している軸『漁夫生涯竹一竿』と『體露金風』とが、つきつめてみれば、今の私の心情をあらわしていると思います。その意をくみ取ってもらえたら」と本展への思いを語られました。