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清龍院玄中宗淡居士 一周忌法要

在りし日の面影を偲びつつ



  11月14日、昨年急逝された納屋宗淡宗匠(清龍院玄中宗淡居士)の一周忌法要が、京都市北区にある大徳寺聚光院において営まれ、千 玄室大宗匠、千 宗室家元夫妻はじめ遺族、親族、ゆかりの方々が参列されました。
  開式にあたり、大宗匠、家元が一碗を献じられた後、僧侶方が入堂。住職の小野澤虎洞師を導師に読経が続き、参列者が順に焼香し、故人を偲びました。
最後に眞美子夫人が挨拶され、「皆様の優しいお言葉がけでこの1年を過ごしてこられた。主人が残したものを、これから家族仲良く引き継いでいきたい」と御礼の言葉を述べられました。


納屋眞美子夫人の挨拶


  その後、ウエスティン都ホテルにおいて偲ぶ会が催されました。会場正面に飾られたご遺影に、参会者らが順に白菊を献花して入場。開会後、納屋家を代表して、納屋宗人氏(淡交会理事・株式会社淡交社社長)より挨拶。来賓の前京都府知事・荒巻禎一氏より偲び言葉、続いて、京都商工会議所会頭・村田純一氏より献杯の辞。会食は故人の人柄を彷彿させる和やかなものとなりました。閉会にあたり、鵬雲斎大宗匠が親族を代表して挨拶され、「豪放磊落といわれながら、私を支えて、目に見えない気配りをしてくれる得難い"賢弟"であった」と戦後復員時のエピソードを交えて語りかけられました。
  79年の生涯を朗らかに駆け抜けられた「納屋さん」の面影は、参列者のみならずゆかりの人々の心にいつまでも生き続けることでしょう。



納屋宗人氏より挨拶


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