葵祭
―新緑まばゆい京都に、華麗な王朝絵巻―




  清々しい五月晴れに恵まれた5月15日、賀茂(かも)御祖(みおや)神社(下鴨神社)と賀茂(わけ)(いかづち)神社(上賀茂神社)の例祭「賀茂祭」が行われました。賀茂祭は、祭儀に関わるすべての人々、そして内裏神殿の御簾をはじめ御所車、牛馬にいたるまで、すべてを二葉葵の小枝で飾ることから、「葵祭」として広く知られています。
  千 宗室家元夫妻の長女・万紀子様には、十二単に身をつつまれた後、腰輿(およよ)に乗って京都御所をご出発。都大路を巡行する「路頭の儀」、下鴨神社および上賀茂神社での「社頭の儀」に臨まれ、斎王代の大役をつつがなくつとめられました。


三笠宮妃百合子殿下、高円宮妃久子殿下、近衞ィ子様もご観覧


京都御所参内殿にて 京都御所建礼門前をご出発、下鴨神社へ


華やかに飾られた牛車


(ただす)の森を参進して、下鴨神社での社頭の儀へ


大勢の参列者が見守るなか、上賀茂神社を参進

  斎王代就任の記者会見の様子
  御禊の儀の様子