東京今日会


  今日会は、地元の政・財・文化・芸術・宗教等各界の主な方々で構成される茶道の愛好者・数寄者の集まりで、茶道を通じて地域文化の振興に貢献することを目的に各地で活動しています。

  10月4日、千 宗室家元、伊住公一朗氏、今日庵調査役・淡交会理事の大谷宗裕氏が出席され、新橋の金田中において東京今日会(会長:牛尾治朗 ウシオ電機株式会社代表取締役会長)が開催されました。
  福田康夫元内閣総理大臣、自民党幹事長の石原伸晃氏、塩崎恭久元内閣官房長官、自民党参議院幹事長小坂憲次氏、林 芳正元防衛大臣、自民党国会対策委員長の逢沢一郎氏、元内閣府大臣政務官の平井卓也氏など衆参両院議員方や今日庵老分、財界関係者など32名が出席されました。
  会場に到着された出席者方はまず薄茶を一服喫され、午後6時過ぎに今日会が開会。冒頭、昨年10月3日に急逝された会員の故中川昭一代議士の冥福を祈って黙祷が捧げられました。
  牛尾会長の挨拶に続いて新入会員の五島 祐氏が紹介された後、家元が講話。「今年はことのほか厳しい暑さでしたが、快適な空調など便利な生活に慣れて人間の五感も鈍ってしまったようです。昔から、住まいに合わせて色々と工夫することが私たちの暮らしを豊かにしてくれて来ました。便利な道具を否定するわけではありませんが、昨今の世相を見るにつけ、“必要な無駄”すなわち生活の潤いまでも省いているように思えてなりません。要職にある皆さまには、暮らしの中に“必要な無駄”を取り入れていただき、若い世代の見本となっていただきたいと存じます」と話されました。


牛尾会長挨拶


家元講話


  講話に続いて、福田元総理の発声で乾杯。出席者方は和やかに親睦を深められました。


挨拶と乾杯の発声をされる福田元総理